夏は・・・サザンでしょ!
2009年07月15日
2009年06月22日
変わりゆく「花の応援団」 丁寧な指導・禁酒…部員確保へ改革
バンカラの「花の応援団」も様変わり? 大学の応援団で近年、団内規則や勧誘方法の変更が相次いでいる。厳しい上下関係など伝統最優先と思われがちだが、部員確保の難しさや時代の変化に対応するため、いずれも「丁寧な指導」「部員の禁酒徹底」「行動指針の設定」などの改革を断行するケースが目立つ。現役団員たちは「新たな伝統」を模索し始めている。(宝田将志)
[フォト] 仮入部期間を終え本格化する練習
▼警戒心解く
「暴力的なしごきといった昔のイメージに対する警戒心を解くことから始めたのが良かった」
東京農業大学全学応援団の久保田啓作団長は振りかえる。今春、応援団には8人の新入生が入団した。全日本学生応援団連盟に加盟する17大学のうち4校が新入部員「ゼロ」と苦戦する中、昨年比5人増で、最多の団員を確保した。
昭和期には常に50人前後いた団員も昨年度は15人にまで減少した。少人数では名物「青山ほとり」(通称「大根踊り」)も迫力が出せず、箱根駅伝の応援の際、沿道の観客から「寂しいな」と声が漏れるほどだったという。
そこで、今年は勧誘を強化。例年以上に授業優先、アルバイト許可制などをアピールした上で、今月6日までの仮入部期間の練習に限り、ミスを厳しい口調で指摘せず、上級生が1人ずつ付いて指導する方針をとったことが功を奏したという。
▼気合酒廃止
一方、社会全体の飲酒マナーに関する意識の高まりを受け、団内規則を変更した大学もある。早稲田大学応援部は野球応援の前日に一升瓶の日本酒を部員で回し飲みし、気合と団結を高める伝統儀式「気合酒」を昨年、廃止した。
「そういうところで気合を見せなくとも、試合当日に気合を出すのが大切。自分たちがやってきたことを続けられない寂しさはあるが、部をつぶしては元も子もない」(山内耕平主務)
慶応義塾大学応援指導部も今月から、部外者も参加する納会などでの飲酒制限を徹底している。1、2年生は胸にリボンを着け、酒を飲まない、勧めないことを申し合わせた。
▼理不尽決別
「話しかけていいのは1学年上まで」といった上下関係が常識とされる応援団の世界で、全団員で話し合い、「ビジョン」と呼ぶ基本理念と行動指針を打ち出したのは法政大学応援団だ。田中貴大団長は、話し合いの意義を「やらされるのではなく、自分でやりたい気持ちを持つことで練習の質も上がる」と語る。
昨年1月、明治大学の応援団リーダー部の部員がOBから暴行を受けて自殺した事件で、同部が解散。「応援団の伝統」に厳しい視線が向けられたことも踏まえ、基本理念には「社会から必要とされる存在であり続ける」と明記した。
法大の田中団長は「礼儀や節度など意味のある厳しさは保ちながら、理不尽さや無駄は削るよう自分たちで変えてきている」と話している
[フォト] 仮入部期間を終え本格化する練習
▼警戒心解く
「暴力的なしごきといった昔のイメージに対する警戒心を解くことから始めたのが良かった」
東京農業大学全学応援団の久保田啓作団長は振りかえる。今春、応援団には8人の新入生が入団した。全日本学生応援団連盟に加盟する17大学のうち4校が新入部員「ゼロ」と苦戦する中、昨年比5人増で、最多の団員を確保した。
昭和期には常に50人前後いた団員も昨年度は15人にまで減少した。少人数では名物「青山ほとり」(通称「大根踊り」)も迫力が出せず、箱根駅伝の応援の際、沿道の観客から「寂しいな」と声が漏れるほどだったという。
そこで、今年は勧誘を強化。例年以上に授業優先、アルバイト許可制などをアピールした上で、今月6日までの仮入部期間の練習に限り、ミスを厳しい口調で指摘せず、上級生が1人ずつ付いて指導する方針をとったことが功を奏したという。
▼気合酒廃止
一方、社会全体の飲酒マナーに関する意識の高まりを受け、団内規則を変更した大学もある。早稲田大学応援部は野球応援の前日に一升瓶の日本酒を部員で回し飲みし、気合と団結を高める伝統儀式「気合酒」を昨年、廃止した。
「そういうところで気合を見せなくとも、試合当日に気合を出すのが大切。自分たちがやってきたことを続けられない寂しさはあるが、部をつぶしては元も子もない」(山内耕平主務)
慶応義塾大学応援指導部も今月から、部外者も参加する納会などでの飲酒制限を徹底している。1、2年生は胸にリボンを着け、酒を飲まない、勧めないことを申し合わせた。
▼理不尽決別
「話しかけていいのは1学年上まで」といった上下関係が常識とされる応援団の世界で、全団員で話し合い、「ビジョン」と呼ぶ基本理念と行動指針を打ち出したのは法政大学応援団だ。田中貴大団長は、話し合いの意義を「やらされるのではなく、自分でやりたい気持ちを持つことで練習の質も上がる」と語る。
昨年1月、明治大学の応援団リーダー部の部員がOBから暴行を受けて自殺した事件で、同部が解散。「応援団の伝統」に厳しい視線が向けられたことも踏まえ、基本理念には「社会から必要とされる存在であり続ける」と明記した。
法大の田中団長は「礼儀や節度など意味のある厳しさは保ちながら、理不尽さや無駄は削るよう自分たちで変えてきている」と話している


